正直、英語が一定レベルを越えたら”他に何ができるか”の方が大事

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どうも、カナダ在住、グラフィックデザイナーでバンドマンの新井リオ(@_arairio)です。

僕はカナダを拠点に生活を始めて今年で2年目です。もう一通り生活にも慣れ、携帯を契約し、銀行口座も作り、日本・カナダのクライアントと仕事をし、普通に暮らしています。

海外生活と聞くと、やはり一番必要なスキルは「英語」ですよね。

いや、「英語」だと思ってしまいますよね。

僕もそう思って、とにかく英語をたくさん練習してからカナダに来ました。

でも実際に生活してみて感じたことがあります。それは、

「人は僕を、英語以外の部分で評価している。」

ということです。

今日はそんな話をしていきます。

 

外国人から見た自分

では実際、何を評価してくれていたのか。それは、

「僕がデザイナーでバンドマンであること」です。

英語力は、外国人が僕という人間を見る上であまり重要ではないと感じました。

なぜなら、僕の英語のうまさが100点中90点だろうが60点だろうが、ネイティブからしたら依然として「外国人の話す英語」なわけで、本当の意味でミスのない“完璧”な英語を話すことは僕にはできないと思っています。

もちろん、最低限の英会話力は必須です。コミュニケーションが取れなければ意味がないので。

これは僕の感覚ですが、手応えとして、ネイティブが100点満点だとしたら60点くらいは必要。(大学受験を終えたあたりの英語力が20点くらいのイメージ。)

まずは英語を勉強しましょう。僕は日本でこのレベルに到達するのに、かなりちゃんと勉強して2年くらいはかかったと思います。

ただ、そのライン、

「自分の言いたいことを一通りスムーズに伝えられて、相手の言っていることもなんとなく大体わかる」

レベルを越えたら、翻訳家になりたい人でない限りは「英語以外に何ができるか」の方が大事です。

僕にとってはそれがバンドデザインでした。

英語力60点を90点にするのは、海外での仕事や、実践的な活動を通してやる方がいいと思います。

日本人は「英語が話せるようになってから実践に移そう」という意識を持っている人が多いですが、「勉強しながら行動」してください。で、英語以外の武器を見つける。これに尽きます。

僕が英語以外の特徴を持っていたおかげで助けられたことがいくつかあります。

 

バンドマンデザイナーという肩書きが助けてくれたこと

バンドマンデザイナーという肩書きが助けてくれたこと①

  1年間ほぼ家賃を払わずに生活できた

バンドとデザインがどう家賃に影響してくるんだ!というところですが、今から説明していきます。

僕が去年1年間で払った家賃は、夏に2ヶ月シェアハウスをしていた時の3万5千円/1月、計7万円のみです。それ以外は2つの家にタダで泊めさせてもらっていました。

最初の家:カナダ人の独身医者男性のマンションの一部屋

カナダに渡る前年の2015年6月。日系カナダ人で、トロントで麻酔医として働いているSteven氏が主催する「Next Music From Tokyo」というイベントに僕のバンドPENs+がお誘いを受け、バンド初の海外ツアーを敢行しました。

ツアーを通し、たくさんのカナダ人スタッフ、お客さんと友達になり、僕の英語力は「軽くコミュニケーションが取れる」程度でしたが、それでもかなり役に立ちました。

そしてその年の終わり、翌年からカナダに長期で行こうと思っていることをStevenに伝えると、

「じゃあ最初の数ヶ月はうちに泊まりなよ!」と神様みたいなことを言ってくれました。

その言葉通り、カナダに着いて最初の2ヶ月をStevenのマンションの1部屋を借りて過ごすことになります。

トロントのダウンタウン、めちゃくちゃ立地のいいオートロックマンションの4階にカナダ人独身男性と二人暮し

貴重な経験でした。

2つ目の家:友達の実家の空き部屋

もう一人、Vaughnという友達のことについて話します。

浮いているのがVaughn。

 

彼は僕のバンドPENs+が2015年にカナダツアーをした際、2会場もライブを観に来てくれ、自分のギターを持参し僕らにサインを求めてきてくれた熱烈なファン。

僕がカナダに移り住んでからは、普通に友達として遊ぶ仲になっていました。

彼の実家は広くて、1部屋ゲストルームという名の空き部屋があり、次のシェアハウスを探すまでの1週間ほど、そこに泊まらせてもらえることになりました。

が、彼の家に泊まり3日ほど経ったとき、彼のお父さんが

「これはRioのだよ。日本に帰るまでうちに住みなさい。」と家の鍵を渡してくれました。

Vaughnが、カナダツアーで僕のライブを見た時からずっと、家族にも僕のことを話してくれていたらしく、家ではずっとBGMでPENs+の音楽がかかっていたそうです。

自分の息子が信頼したやつだからということで、お父さんも僕のことをすぐに気に入ってくれたんだと思います。そして一時帰国するまでの半年弱ほど、本当にそこに住まわせてもらいました。心から感謝しています。

Vaughn家のでっかいキッチン。ほぼ毎日、お昼は日本食を作ってVaughnと一緒に食べていました。

 

Steven、Vaughnの家族からこんなに素敵なおもてなしをしてもらうことができたのも、僕が「バンドをやっていた」ことによって彼らと出会えたから。

勿論バンドじゃなくてもいいし、何もやってなくても誰かとは友達になれますが、

こういった趣味的な部分で共通するものがあると出会える人の数・機会が一気に増えるし、親密になりやすいということを伝えたいです。

僕がただの「カナダで英語勉強中の日本人」だったら、ここまでの仲にはならなかったはず。

バンドマンという特徴が、僕の海外生活を助けてくれた経験でした。

 

バンドマンデザイナーという肩書きが助けてくれたこと②

  覚えてもらいやすく、すぐ友達になれる。仕事もくる。

自己紹介は一発。

外国に来ると、これでもかという程頻繁に自己紹介をする機会があります。

そんなときに「英語を勉強している日本の大学生です!」と言っても、こっち来ている20歳前後の日本人9割が「英語勉強中の日本の大学生」なので、まあ普通と言ってしまえばとっても普通です。

僕は自己紹介のとき、

「フリーランスのグラフィックデザイナーで、バンドでギターボーカルをしています」

と言います。

この一発でOK。

すると、

「どんなデザインしてるの?」

「どんなジャンルのバンド?」

「なんでカナダに来たの?」

と質問攻めにあいます。

そういうときは、大体自分のグッズ (CAP、Tシャツ、靴下、iPhoneケースなど) を見せたり、

バンドに関してはYoutubeを見せます。

なんとわかりやすい自己紹介でしょう。

モントリオールでのシェアハウス1日目からみんながPENs+のYoutubeを見てくれて、「お前やばいな!」みたいになりました。

 

僕はお酒も飲めないし、夜は一人で勉強する時間を大切にしたいので、日本ですらお酒の入る遊びの誘いはほぼ断るのですが、

そんなスタンスでもカナダで本当にたくさん友達ができました。

学校も会社も通ってないのに。

数少ない出会いのチャンスを全部モノにしてる、みたいな感じです。

フリーランスをしていると特に、「覚えてもらいやすい」ってめちゃくちゃ大事なこと。

僕はこのおかげで、会って間もない外国人のクライアントからデザインの仕事をいくつかもらうことができました。

 

現地のアパレルストアにて、グッズを販売

2016年の夏、僕はカナダのモントオリールに住んでいました。

街を歩いていると、日本でいう「シティボーイ」たちが集まる、とてもおしゃれな空間が。

何の気なしに入ってみると、デザイナーやペインターなど、モントリオールのアーティストによって運営されている『gallerie』というブランドのポップアップストアが開催されていました。

「めちゃくちゃかっこいい!」

デザイナーでバンドマン、サブカルチャー大好きの僕は、現地のスーパークールなローカルアーティストたちを目の前に興奮。

たまたまそのオーナーが話しかけてくれ、自己紹介。

例によって僕は自分のデザインCAPを被っていたので、

「自分もこういうのをデザインしているんだ」

と言うと、

「めちゃくちゃ良いね!今夜のパーティーに来なよ!」

と、関係者だけのアフターパーティーに誘ってもらいました。

そして話はトントン拍子に進んで行き、

「次回、Rioもグッズ出してみない?」

と向こうから声をかけてもらい、その数ヶ月後のポップアップストアで本当に僕のデザイングッズを置いてもらうことができました。

今では不自由なくコミュニケーションが取れるレベルに英語が話せますが、

普通にミスもするし、レベル的にはまだまだネイティブと対等とはいえない僕の英語力。

それでも、「デザイナーとしてグッズを作り、常に自分のグッズを身につけている」という「他にはない僕の特徴」が評価され、この結果に至りました。

 

まとめ

外国人からしたら「英語」なんてもう自分が完璧にできる当たり前のスキルなので、「+α、自分にできないスキルを持っている」人に惹かれますよね。

英語が完璧ではなくとも他に勝負できるモノがあると、自分にも自信がつきます

最初は、海外に来て、周りが当たり前に英語を話している中、まだまだ流暢に話せない自分の英語力の低さにめちゃくちゃ落ち込みました。

街を見渡して、英語をまともに話せないのは自分だけ、という状況が怖くなることが何回もありました。

でも、自分の英語力ではない部分が海外でもちゃんと評価されるということを知った時に初めて、

「英語だけじゃないんだ、自分はここで生きていてもいいんだ。」

と思えるようになりました。

まとめ

海外生活をする上で最低限の英語力は必要だけど、外国人が日本人に対して重要視しているのは「英語のうまさ」ではない。

「人柄やスキルを含めて、その人にしかないモノ」という部分が評価される。

 

おわりに

英語は所詮コミュニケーションのツールですから。

英語が話せると日本人からは「すごい!」と思われるけど、アメリカ人、カナダ人からしたら「英語を話す」って別にすごくもなんともないです。

だから、英語を勉強するだけで終わるのはもったいない。

「その英語力で今後何がしたいのかを明確にする」

それが見えない間は、まだ留学しなくて全然大丈夫です。

そしてそれが見つかったらその分野のスキルを伸ば “しながら” 英語を勉強し、基礎と最低限のコミュニケーション力を身につけ、

そのスキルを使い、海外で仕事や実践的な活動を “しながら” さらにワンランク上の英語レベルに持っていく

“しながら” がキーワードです。

勉強も実践も同時にやりましょう。

ではまた。

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僕の1番オススメの英語勉強法

僕は20歳の頃に「英語が話せるようになりたい」と思い、オンライン英会話を1年間、真剣に続けました。僕もまだまだ勉強中ではありますが、海外生活ができる最低限の英語を、日本にいながら身につけることができた本当にオススメの勉強法です。

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この記事を書いた人

新井リオ (@_arairio)

1994年生まれ。カナダ在住

トロントとモントリオールを拠点に活動する、
フリーランスのグラフィックデザイナー / バンドマン / ブロガー

自身のデザイングッズブランドPENs+ SHOPを運営。

バンドPENs+ではVo/Gtを担当し、
2015年にカナダ、2017年にアメリカの計6都市でライブツアーを敢行。

英語が大好き。独学勉強法とカナダでの生活を発信するブログ
『arairio.com – 新井リオの英語BLOG』を運営中。

詳しいプロフィールはこちら

 

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