独学5年目フリーランスデザイナーの、『営業しない』営業方法3つ

   

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19歳でデザインにハマりました。当時、大学1年生のバンドマンでした。

あれから5年が経ち、今月で24歳になります。今はグラフィックデザイナー として生きています。

今日、とある仕事でプロフィールが必要になって書き出したところ、この5年間の軌跡が可視化されてグッときたので、久しぶりにブログを書いています。

 

書き出してみると本当に色々なお仕事をやらせてもらっていますが、僕は、企業に直接ポートフォリオを持ち込んで自分を売り込むような「いわゆる”営業”」をしたことがありません。基本的には相手から「依頼」が来て、それをお受けするという形でのみ、仕事をしてきました。

こんなスタイルなので、本当に時間はかかってしまいましたが、去年ごろからやっと生計が立つようになりました。僕のやり方にはメリットもあったし、大変な部分もありました。

今日はこのことについて、どのように今のスタイルが形成されたのか、僕なりの『営業しない、フリーランス仕事論』を話してみます。最初にことわっておきますが、「営業しない方がいい」ということを言いたいわけではありません。実際、そうは思いません。

素早くスキルを身につけて、直接営業をかけていたら、僕も、もっと早い段階で「お金」という意味では困らない生き方をできていたはずです。それでもこの道を選んだのは、「生きるために仕事がしたい」というわけではなく、「自分の作りたいものを作り続けることで生きていきたい」という想いが全ての原動力だったからです。

 

『営業』の代わりにしてきたこと

売り込み営業をしなかったといっても、「なんもしてないのに次第にうまくいった!」とか「コネでどうにかなった〜」みたいな話ではありません。

言語化するならば、

「営業するはずだった時間を全て、“自分の色を濃くするための修行”に費やしてきた」

というのが、僕のこの5年間です。

具体的に、僕が企業への売り込み営業の代わりにやってきたことは、

  1. とにかく誰よりも練習する
  2. 過程をSNSで発信する
  3. ジャンルを飛び越える

この3つです。

説明していきます。

 

 

1.とにかく誰よりも練習する

営業はしていませんが、「練習」は、ひとまず見渡す限りの誰よりもしてきた自覚があります。

「とにかく誰よりも練習する」ことのメリットは、

  • 毎日やっているので単純にスキルが上がる
  • 「自分のスタイル」が出来上がっていく

ということです。

19歳で「自分のバンドのグッズを作るため」にデザインを始めましたが、僕は美大ではなく普通の大学の社会学部に通ってしまっていたので、当時はデザインに関する経験もなければ、ツテもゼロの状態でした。

この状況を踏まえて、僕はこう思いました。

「美大でもないし、昔から絵が描けたわけでもない自分が、今から既存のデザイン市場で“スキルの高いデザイナー”として勝ち抜いていく」のは難しすぎる、と。

そこで、「とにかく自分の色(スタイル)を磨き上げることで、市場とは関係なしに“一定の人からは確実に必要とされる人間”になること」を、自分の将来的なデザイナーキャリアの目標として設定しました。それが19歳の時です。

そこからは、毎日、とにかくイラレ(PCのデザインソフト)に触れ続けました。もう、「毎日誰よりもやる」しか僕には方法がない、と思っていました。大学の社会学の授業中も、正直、デザインばかりしていました。大きな講義室の端の席に座って「一人美大」とか言いながらずっと何かを作っていました。

僕が初めて作ったフライヤーがこれです。

 

今見ると、技術的には「下手」ではあるのですが、「自分のスタイルの原石」みたいなものは見えたので、ヘンに様々なスキルに手を出すのではなく、「自分の色を残しつつ、レベルを上げていく」ための練習に没頭しました。

 

 

細かい作品も含めたら、1000個以上は作っていると思います。

その過程でだんだんと、やっている本人にしか感じ取れない自分なりのコツみたいなのが、見えてくるんですね。

これは、どれだけ有益記事を読み漁っても得られない感覚だと思います。

そのコツを頼りに、

「あの人が作っているんだろうな感」は残しつつ、その世界観の中で作風に抑揚を持たせてみる。

こういった練習を、5年間、やってきました。

こうやって自分の色を確立させていくと、仕事をいただく時も自分のスタイルを気に入られて頼まれる場合が多いので、比較的、自由に作らせてもらえることが多くなります。僕が仕事を受けるときは、「新井さんのテイストであれば、あとはお任せします」という案件がかなり多いです。

 

 

 

2.過程をSNSで発信する

また、僕はこれまでの「過程」を、ほぼ全てSNSで発信してきました。

■Twitter

 

■Instagram

■Tumblr

 

 

「練習過程を発信する」ことのメリットは、

  • 毎日やっているという姿勢を人間的に評価してもらえることがある
  • 溜まった作品がいつの間にか「公開ポートフォリオ」になり、「営業の役割」を果たす

ことにあると考えます。

前にこんなツイートをしました。

 

考えてみたら当たり前だと思うのですが、「お仕事くださーい」とクールを装って待っている人と、実際に毎日汗かいて泥臭くなりながらも作品を生み出し続けている人を比べたら、熱意のある後者の方に仕事を頼みたいと思いませんか。というか、クールを装っている人よりも本当の意味でかっこいいのは後者だと、僕は信じています。

あと、「デザインでお金をもらう」という意識ではなく、「自分のデザインにお金を払おうとしている人はどんな想いで自分のことを見ているのか」を想像したら、自然と「自分はどうあるべきか」というのがわかると思います。

 

 

3.ジャンルを飛び越える

最後は考え方の話です。

「デザインだから、デザイン(広告)業界で生きていかなければ!」と思っていませんか。

僕はですね、「デザインのスキルがあるからこそ、他のジャンルでそのスキルを生かそう」という考え方でここまできました。

僕はおそらく、経歴の割にはかなり大きな企業さんとお仕事をさせていただいています。

例えば、

■ヴィレッジヴァンガード

■TOWER RECORDS

 

■DMM.com

 

■SPACE SHOWER BOOKS(雑誌 EYESCREAM-web版)

 

などです。ただ、よくみて見ると、これらの会社って『デザイン業界の会社』ではないんですよね。

『デザインが必要な業界の会社』なんですよね。

電通や博報堂、有名なデザイン事務所に名乗りをあげるのではなく、「デザインが必要な企業に自分が直接顔を出してしまう」ことで、仕事をいただいてきました。

 

例えば僕はもともと音楽をやっていたので、まわりに「音楽に詳しい人」はいくらでもいましたが、「デザインができる人」となると、ほとんどいませんでした。でもCDジャケットやグッズなどで、音楽業界には多大なるデザイン需要があるので、「あの人デザインできるよな」みたいな感じで、よく仕事をいただいていました。

「業界のジャンルを飛び越えたら、意外なところに需要は転がっている」という意識を持っていることは大切です。

 

 

番外編:苦労話

「営業しない生き方」のメリットや方法を挙げてきましたが、これはつまり「無知のままひとりで突っ走る」ということでもあるので、最初の2~3年はめちゃくちゃ苦労しました。例えば、

  • 相場がわからず、丸々2週間ほどかかる仕事を8000円で引き受けたり
  • 友達だからいいでしょと押し負けてタダにしてしまったり
  • 案から漏れたデザインが、後日違うデザインに無断で使われて販売されていたり
  • 全然支払いがないけど、知り合いなので言いにくくなって結局諦めたり

デザインに人生のかなりの時間を割いているのに、全っ然お金を稼げていないので、バイトも結構していました。でも大学もあるし、英語も勉強したいし、バンド活動もあって、、もう散々なほどに、消耗してしまっていたのも事実です。

ただ、不思議と「やめよう」とはなりませんでした。それは、「とはいってもデザインが好き」だったこと、また、「やっぱりどうしても自分の作品で生きていきたい」という強い思いがあったからだと思います。

 

 

まとめ

これが、僕が「直接営業をせず生計を立てるようになった」5年間の道のりです。

一言にまとめるなら、
「めっちゃやった、考えながら。」
という感じですかね。。

美大でもないし昔から絵が上手いわけではなかったけど、「こんなにやって上手くならなかったらおかしいというほど、今から練習すればいいんだよな」と本気で思っていたので、もう、ひたすらやりました。

でも、「だからみんなも、がむしゃらにやれー!」というわけではなく、「この努力が正しい方向に向かっているか」という冷静な視点は常に意識するべきだと思います。

そして、あくまで、僕はここまで「営業しないアプローチを選んでみた」というだけであって、「営業しない方がいい」わけでは決してありません。

「営業して得た仕事がターニングポイントになること」も多いにあります。僕も、新たな飛躍を見越して、今年は「営業仕事」にもチャレンジしよう、と考えているくらいです。

 

この記事を通して伝えたかったのは、「デザイナーになりたいのならば美大に行かなければならない…」「仕事をゲットするには営業しなければならない…」といった固定観念を持っている人に対しての「そんなに悲観的に捉えなくていいんだよ」「視点を変えたら、やりがいのある楽しい世界があるぜ」という体験者からのメッセージです。

 

練習は、本当は楽しいのです。「毎日やる」を着実に積み上げていった人にしかわからない世界というのが、確実にあります。

 

焦る気持ちも痛いほどわかりますし、僕もいまだに悩みの多い毎日ですが、

「今日の自分にできることを、出す。」

これを繰り返していけば、きっと夢は叶うと、わしゃあ信じてるよ!!

 

 

 

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