僕が英語勉強を【5年間継続】させた、3つの方法とコツ【勉強が続かない人へ】
英語が話せるようになるために本当に一番大事なことは、続けることなんじゃないかと思います。
どんなに優れた教科書も、評判のいい英会話スクールも、
本人が意志をもって勉強し続けることには勝てないんだと強く感じます。
今日は、まがりなりにも5年間英語を勉強してきた自分が、継続のために行ってきたことを3つ話します。
勉強を継続するための方法
【勉強継続のための3つの方法】
①勉強する【理由】を明確にする
②勉強する【時間帯】を決めておく
③勉強過程をだれかに【報告】する
①勉強する【理由】を明確にする
まず、勉強が続かない大きな理由として、【目標が曖昧】なんじゃないかと思います。
・毎日これだけやればいい、という「勉強の分量」が曖昧
・何から始めればいいのか、「勉強方法」が曖昧
・英語を話せるようになった先に「自分は何がしたいのか」が、曖昧
とにかくいろいろ曖昧。人間は曖昧なものを頑張れないんだと思うのです。
例えば、
「いつか海外で働いてみたいから、英語が話せるようになりたい」という人がいます。
「世界中の人とコミュニケーションが取れるようになりたいから、英語が話せるようになりたい」という人がいます。
もちろん、きっかけとしてはいいと思います。
ただ、これだと、
自分という人間が、毎日の大切な時間を「勉強」という果てしないプロセスに費やす「理由」として、弱い
と思うのです。
言語を一から学ぶ、けっこうハードなこと。かなりの時間を費やすことになります。
生きているとたくさん誘惑があります。そんな中、テレビでもなく、SNSでもなく、「英語を勉強する」という選択肢を選び続けた人に与えられるご褒美が「英語が話せる」なんじゃないかなって。こう書くとけっこうスパルタかもしれませんが、ちゃんと「コツ」があります。
それは、【自分という人間が英語を勉強し続けられる、圧倒的に明確な理由をつくる】ということ
「なぜあなたは英語を勉強するのですか?」
明確な目標と、言われても、「いつか海外で働いてみたいから。というのは自分なりにちゃんとした理由だし、話せたらかっこいいから、みたいな理由よりはいいのではないか?」という意見があるかもしれません。
でも、これだとまだ曖昧だと僕は思います。
「いつかっていつ?」
「海外ってどこ?」
「働くってなんの仕事?」
ここまで明確にして初めて、「自分×英語」の人生が動き出します。
そこで一つ、わかりやすい指標を作ってみました。
それは、「なぜあなたは英語を勉強するのですか?」という問いに対して、
一瞬で↓以下のように答えれるようにする、というもの。
《回答例》
■ 曖昧な理由
—「なぜあなたは英語を勉強するのですか?」
「いつか海外で働いてみたいから」
↓
■ 圧倒的に明確な理由
—「なぜあなたは英語を勉強するのですか?」
「来年の4月1日からカナダに渡り、ワーホリビザで1年滞在する予定がある。現地についた瞬間にトロントの〇〇カフェで面接を受け、そこで働けるだけの英語力がほしい。そのためには日本にいるうちから履歴書を完成させ、面接の受け答え英語をマスターし、カフェで働いた際に言いそうなフレーズを一通り覚えている必要があるから、自分は英語を勉強する必要がある」
ここまで明確にする。
もちろん、出発の日付やどこのカフェで働くかは、変動の可能性があるけど、暫定的なものでいいので、一度「自分はこうだ」という明確な目標を決めちゃうのがいいです。
つまり、自分の夢のこと
と言われても、なかなか明確な目標が思いつかない方がいると思います。
そしたらもう、純粋に、夢を語ればいいのです。
海外・英語という分野で、自分がずっとやりたかったことを、「できないかもなあ」みたいな感情を排除して書き出してみるんです。
それがそのまま、唯一無二の【勉強理由】になります。
圧倒的に明確な勉強理由とは、つまり自分の夢のことです。
繰り返すけど、「曖昧なことは頑張れないし、明確なことは頑張れる」これが人間だと思います。
あっ、違う、とおもったらその都度軌道修正すればいいんです、とにかく動き続けていることに、何よりも価値があります。
どのジャンルの英語から勉強すればいいかわかる
また、「自分の英語勉強理由」ここまでを明確にしておくと何がいいかというと、
「自分がどのジャンルの英語から勉強すればいいかわかる」というのが、とても素敵なポイントなんじゃないかと思っています。
巷で売れている「便利フレーズ集」はたしかに便利なのだけど、「1年後に自分の身に実際に起こるであろうシチュエーションを想像して、先回りするように、そのジャンルで使える英語フレーズを徹底的に習得する」方が、「自分にとっての便利フレーズ」としては、もっと効果があるんじゃないかなと。
「教科書例文」を暗記して、いざ使う時に「自分のことば」に入れ替えて言うくらいだったら、
最初から「自分オリジナル例文」を作って、それを覚えちゃえばいいのです。
勉強法についての詳しくは、長くなっちゃうのでこの記事を読んでみてください。
↓
②勉強する【時間帯】を決めておく
【理由】を明確にしたら、次は自分が勉強する【時間帯】をあらかじめ決めます。
「できるときにやろう」じゃ結局やらなくなります。歯磨きするように勉強する、ってドラゴン桜で言っていたけど、本当にそんな感じ。
僕は「英語日記」と「オンライン英会話」をやり続けることによって英語が話せるようになったのだけど、どちらもやる時間を決めています。
《最近の僕の勉強時間割り》
6:30〜7:30 英語日記を書く(1h)
7:30〜8:00 オンライン英会話を受ける(0.5h)
8:00~8:30 英語日記のシャドーイング(0.5h)
このセットを毎朝やる。
もう、このセットをやることを「自分の生活のデフォルト」として決めちゃうのです。
「自分はこの英語勉強セットをやる人間として生まれてきた」くらいに思い込みます。
できない日の対処法
もちろん、前日仕事があまりに忙しくて、明日の朝勉強できなそう、、みたいな日もあります。
そういう時は、
①「明日だけは夜にやろう」とあらかじめ決めておいて朝はしっかり寝る
それか、1日拘束されることがわかってて、どうにもできない用事がある時とかは、
②「明日はやらない」と決めて、やらない日を意図的に作る
のがいいです。
勉強ができない日のポイントは、
こうやって「あらかじめ、”今日はできない”と決めておくこと」です。
どうせ「やらない」のなら、「明日はやらない日」と事前に決めて、「合法的にやらない」をする方が、よっぽど気持ちがラクです。
ただ、「明日はやらない」のカードもあんまり使いすぎると、やらないことが癖になってよくないかな、基本的にはやるようにする。
③勉強過程をだれかに【報告】する
最後にこれ。
「勉強過程をだれかに【報告】してしまう」
正直これが一番効果あるかな、、、と思います。人を巻き込むんです。継続したい何かがある時は。
で、巻き込み方にも色々あります。
・友達/恋人に報告する
すごくいいとおもいます。毎日恋人から「きょうも勉強しました」報告がくるなんて素敵すぎます。ただ、相手も英語を勉強している人ならいいのだけど、そうじゃなかったらだんだん、うっとうしいと思われちゃうかも。
・SNSを使う
SNSを継続ツールとして使うのは、今の時代におすすめです。「毎日更新する」ことを宣言して、フォロワーの方にその姿勢を見てもらいます。
僕がいまも英語勉強を継続できているのは、これが理由だと思います。
何度も書いているけど自分は「英語日記」を書くことで勉強していて、この習慣自体は学習初期からやっているのだけど、
最初の2年くらいは、それこそ「やれるときにやる」みたいなスタンスだったから、「本当に毎日」やったわけではなかったです。
で、今から2年くらい前に「Instagramで公開しよう、毎日やる、と公言しちゃおう」と決めました。
それから今日に至るまで、本当に毎日更新しています
↓
自分の場合は「デザイン/イラストがもっとうまくなりたい」という願望もあったから、日記内容にマッチする「イラスト」も描きました。
で、イラストの下に小さく書いてあるのが、その日の英語日記文です。
これはまあ本当に大変で、正直”何日か溜めちゃう”とかは何回も起こっているので、全然偉そうなこと言えないのですが、それでも今日に至るまで、やめることはしませんでした。
遅れたら、週末に遅れた分だけの日記を書いて、追いつかせました。
とにかく、やめないことを大事にしました。
なぜなら、やめたら、自分の夢が叶わなくなるからです。
やりたくない時の対処法
そう、勉強をやめると、「自分の夢が叶わなくなる」のです。
最初に「圧倒的に明確な勉強理由とはつまり自分の夢のことだ」と言ったけど、
つまり、自分が勉強している状態というのは着実に夢に近づいている状態のことを表していて、
これは忘れがちだけど、定期的に思い出すべき事実だと思います。
もちろん「うわ今日ほんとうに勉強したくない」と思う日もあります。
そんな時こそ、「自分の勉強理由=つまり、自分が英語を使って海外で叶えたい夢」をもう一度思い出します。
紙に書き出してもいい。「話せるようになって海外で夢を叶えている自分の姿を頭で想像」してもいい。
そうすれば、自分がなんでこの勉強を今日やった方がいいか、本当の意味で理解し直せます。
すると「わ、普通に、やった方が、幸せになれるじゃん!」みたいになってきて、もう「サボることのメリットが逆にないわ」みたいになってきます、本当に。
だって、夢叶えたいじゃん!
そう、こんなに手間のかかる過程を踏んでまで、僕たちが英語を勉強しているのは、
「英語を使って夢を叶えるため」なんだよ、と思います。
逆に、英語を使ってやりたいことが特に思いつかないのならば、わざわざ英語を勉強しなくていいんじゃないかな?とまで思います。そういう方は、もっともっと、やりたいと思える別分野の何かに、 努力をつぎ込むのもいいのかなと。
英語は、言語の中では「世界一勉強しやすい言語」だと思うけど、片手間に習得するにはちょっと手間がかかりすぎるかな、とも思います。
僕の周りで英語が話せるようになっている人はみんな、「少なくとも1年間くらいは英語のことばかり考えて生きてきた期間」みたいなのがある気がする。
逆に言うと、誰かの人生をそこまで変えてしまうほど英語は魅力的だし、勉強している時間は本当に充実していて、楽しいものです。
追記:2020年1月
この記事を書いてから、もうすぐ3年が経ちます。
当初は予測もしていませんでしたが、読者のみなさんのおかげで「英語 独学」Google検索1位、累計300万PVを記録するブログになりました。
これがきっかけで本執筆の依頼をいただき、2020年1月に英語学習法の書籍を出版することになりました。
Amazon本総合人気度ランキングで1位を獲得し、発売から3日で重版も決まりました。
本には、「英語日記」を使った独学勉強法、そして僕がカナダでフリーランスデザイナーとして働くまでの記録も全て書きました。
正直、このブログの100倍くらいの濃度がある。本当に良い本だとおもう。
ここで出会えたのも何かの縁なので、みなさんに読んできただけたら大変嬉しく思います。
きっと夢を叶える一助になると信じています。
→『英語日記BOY 海外で夢を叶える英語勉強法』(Amazon.co.jp)