しませんか?と誘う時は「Would you like」で、shall weは使わない!

【英語フレーズマガジン No. 10】

今日は、提案/誘いの英語表現。

「Would you like / Do you want / Why don’t we」について。

日本人の勘違い/またネイティブが実際に使う表現とそのニュアンスの違いを、英語が好きでカナダに住んでデザイナーとして働いている僕が、ネイティブの友達に全て聞いてきました。

左:カナダ人の友達Vaughn 右:僕

Shall weの穴

日本人が「〜しませんか?」でまず思い浮かべるのが「Shall we…?」だと思います。紛れもなく「Shall we dance?」の影響ですね。

でも、この「Shall we」という表現、実際にはほとんど使われません。僕もカナダに住んでいますが、多分一度も聞いたことがありません。(※イギリスでは未だに使われるそうです)

 

人によっては、これ、「とても堅苦しくて古臭く、ちょっと気取った感じに聞こえる」のです。

ちょっと、映画のセリフのような感じ。

では、実際にはどんな表現を使うのか。

 

 

 

実際に使われる「誘いの英語」

 

《提案/誘いの英語3つ》

1. Would you like to:丁寧

2. Do you want to:カジュアル

3. Why don’t we:やらない理由がない

 

1. Would you like to

特徴:丁寧で使いやすい

まずは、「Would you like to(〜しませんか)」基本的には、コレでOKなんじゃないかという感じです。日常でも、とてもよく聞きます。

 

丁寧な印象で、目上の人にも初対面の人にも使うことができます。

Would you like to have dinner with me?

(夜ご飯、一緒に行きませんか?)

 

ただ、ここで少し注意。

この「丁寧さ」が生むメリットでもあるのですが、実は「Would you like to」って、デートに誘うときに使う表現でもあるので、男性が女性に使う場合には、言い方・トーンに少し気をつけたほうがいいとのこと。

明るく高めのトーンでいうと普通の提案/誘いですが、

少し探りながら、低めのトーンでいうと、デートの誘いっぽく聞こえる、とカナダ人の友人たちは言っていました。

まあ、全ては「言い方/表情/雰囲気」次第ですので、そこまで気にしなくてもいいかと思います。

 

 

2. Do you want to

特徴:カジュアルな誘い

これは、先ほどの「Would you like to」のカジュアルバージョンです。

「want to」って「したい」という願望じゃないの、と思う方もいるかもしれませんが、誘うときの「〜しない?」ってつまり、相手が「したいか/したくないか」の問題じゃないですか。

Do you want to play soccer on Sunday?

(日曜日にサッカーしない?

これって誘いではあるのですが、つまり、相手が「サッカーしたいか/したくないか」を聞きたいんですよね。

だから「want(したい)」が使えるのです。

 

日本語できっちり当てはめようとするとモヤっとするかもしれませんが、僕は「英語ではこうなんだな、面白いな」と、このニュアンスの違いさえも楽しんで勉強しております。

 

友達から、「Do you want to study with me tomorrow?」と聞かれた時、日本語で直訳してしまうと「明日僕と勉強したい?」と、ちょっとえらそうですが、英語だと「明日一緒に勉強する?」くらいのフランクな誘いなんですよ。

このメールがきた瞬間、僕は「おお!英語っぽくて面白い!」と、楽しくなります。

 

Let’s

では、もう相手も乗り気だし、自分も絶対やりたい状況では、どう言えばいいかというと、ここで「Let’s」を使うわけです。

Let’s play soccer on Sunday.

(日曜日にサッカーしよう!)

 

 

3. Why don’t we

特徴:やらない理由がない

では最後は「why don’t we」という表現。

「Shall we」ではなく「Why don’t we」を使おう!と書いてあるサイトもあるくらいですが、

これ、直訳で「なぜわたしたちはやらないのか」と、ちょっと強引に聞こえますよね。

 

ここをVaughnに聞いてみたところ、

「そこまで強引ではないけど、状況を踏まえて、やらない理由がない時に使うから、ちょっと“お誘い”のニュアンスとは違うかな。丁寧なLet’sみたいな。」とのことでした。

Why don’t we eat lunch?

(お昼食べない?)

結構歩き回って、つかれてきたころに友達が言ってきそうなフレーズです。

「もう、そろそろご飯食べる時間だよね?」みたいなニュアンス。

Let’sとかなり似ていますが、Let’sはもう「やる前提」で、Why don’t weは疑問なので、「相手に確認」しているので少し丁寧です。

 

まとめ

《提案/誘いの英語3つ》

1. Would you like to:丁寧

2. Do you want to:カジュアル

3. Why don’t we:やらない理由がない

 

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