「pretty」と「cute」の違い。「pretty」はかわいいではなく「美しい」
【英語フレーズマガジンNo. 18】
日本では、pretty(プリティ)を「かわいい」という意味で使う場面が多いですよね。
あれ、じゃあ、同じかわいいを意味するcuteとの違いはなんだろう。。
実は、英語圏で「pretty」と「cute」は(似ていますが、)区別して使われます。
今日はその使い方の違いについて、カナダ人のVaughnの解説を踏まえて説明していきます。
prettyの意味/使い方
実は、prettyは「かわいい」よりも「美しい/綺麗」というニュアンスで使われることが多いのです。
そのため実は「赤ちゃん」などの「可愛い/愛おしい」対象にはあまり使われず、逆に「景色が綺麗だ」などの場面で使うことができます。コレは多くの日本人が知らない点だと思います。
prettyは、「beautiful(美しい)」に近いニュアンスで使われます。
例
She is so pretty.
(彼女はとても綺麗です。)
“綺麗な女性” というニュアンスになるので、赤ちゃんや小さい女の子にはあまり使いません。
例
The view is so pretty.
(その景色はとても美しい。)
このように、「景色が美しい」というときに使うことができます。
cuteの意味/使い方
cuteは、いわゆる日本語の「かわいい」を意味する英単語。子供や動物によく使われます。
また、最近は日本語でも男性に対して「かわいい」といったり、モノに対しても「かわいい」を使うことがありますが、このニュアンスも全て「cute」で表すことができます。
prettyに比べ、cuteはより「内面」を指す感じがするので、ニュアンスとしては「attractive/adorable(魅力的)」に近いです。
例
The baby is so cute.
(その赤ちゃんはとてもかわいい。)
例
His gestures are so cute.
(彼のしぐさはかわいい。)
beautifulとpretty
ちなみに、prettyはbeautifulに似ているということですが、この2つはどう違うんだー!と、カナダ人のVaughnに聞きました。
beautifulとprettyの違い
Vaughnが、とてもわかりやすい例文を考えてくれました。
Boy「The dress is so pretty. 」
Girl「just pretty? that’s it?」
Boy「Oh.. I mean… it’s beautiful….」
「そのドレス、prettyだね。」
「え、pretty?それだけ?」
「あ、いや、、あの、beautifulだよ…」
prettyは、けっこう気軽に使える単語らしく、本気で褒めるには少々物足りない部分があるらしいのです。
対してbeautifulという単語には感動の要素があるので、褒め言葉としてはこちらのほうが適しているとのこと。
おもしろい。
まとめ
- pretty→「美しい/綺麗」beautifulに近いニュアンス。風景など、外面的な場面で使える。
- cute→「かわいい」attractiveに近いニュアンス。内面的なかわいさにも使える。