「ハマっている」の英語5つ→into/hooked/addicted/absorbed/obsessed

【英語フレーズマガジン No.7】

カナダから、新井リオです。

「ハマる」「ハマっている」を表す英語表現はいくつかあります。

 

僕もなんとなく混同して使っていたので、今日は意を決して、カナダ人の友達で、大学では英語学専攻だったVaughn(ヴァン)の職場スターバックスに押しかけ、業務中に質問攻めをしてきました。

 

その結果、どこよりも分かりやすく面白い、「ハマる」辞典が出来上がりました。。

 

奥にいるのがVaughn

 

 

ハマるの英語表現5つ

まずは数ある「ハマってる」の英語表現を、5つに分けてみました。

 

《「ハマってる」英語5選 》

1. into好き」という意味

2. hooked onどハマりしているという意味

3. addicted to「hooked on」とほぼ同じ。中毒性。

4. absorbed in引き込まれるように面白い」という意味

5. obsessed with:頭がいっぱいでそれ以外考えられない」という意味

 

これだけ網羅すれば、完璧です。

今回はなんと、すべての表現に、伝説のお菓子「Pringles」を当てはめて、その違いを見ることで、他のどんなサイトよりも分かりすい「ハマる」の早見表を作りました。

 

1. into

  • 意味:好き」という意味のハマっている
  • 特徴:この中だと一番ライト(軽め)
  • カジュアル

「into」は、「最近好きでハマってるんだよね」くらいのニュアンスで、かなりライトに使えるカジュアルな表現です。

例:into

「What music are you into?」

(最近どんな音楽が好き(ハマってる)?)

 

ドハマりという感じはありません。

 

Pringles × into

では、プリングルスに当てはめます。

「I am into Pringles.」

(プリングルスにハマってる。

最近の好きなお菓子はプリングルスなんだよね、くらいのニュアンスです。軽めです。

 

番外編:ビリギャル

仕事中のVaughnに、PCを持って質問攻め

 

ちなみにVaughnが教えてくれたのが、このintoは、「into ~ right now(今、ハマった)」ギャルっぽい使い方ができるとのこと!!なんだそれ。

 

例:into(ギャル ver.)

「I’m so into this music right now.」

(この曲まじいいねハマった。

という感じ。

「Like BIRI-GYARU! (ビリギャルみたいな感じ!)」と言っていました。
Vaughnは日本文化大好きで、下手したら僕よりも邦画知ってます。

 

ビリギャル好きな人はこの表現も使ってみてください。

 

 

2. hooked on
3. addicted to

  • 意味:どハマりしている(やめられない)という意味のハマっている
  • 特徴:日本語の「ドハマり」に一番近い
  • カジュアル

 

続いては、「hooked on」「addicted to 」の2つを一気にいきます。
なぜなら、「ほっっっとんど同じ意味で、違いがないから」です。

 

例:hooked on

「I’m really hooked on Takoyaki.」

(たこ焼きにまじでハマってる。)

例:addicted to

「I’m really addicted to Takoyaki.」

(たこ焼きにまじでハマってる。)

「↑Both work, and these are totally same meaning.」
(どちらでも使えて、この二つは全く同じ意味だよ。)

 

と、スタバで働くVaughnの友人も僕の「ハマる論争」に参加してくれて、こう教えてくれました。彼は、一度日本に来てたこ焼きを食べて以来、大好きになり、ハマってしまったそうな。

 

「hooked on」「addicted to 」は、「into」よりも強く、いわゆる「めっちゃハマってる」ときに使えるカジュアルな単語で、日本語の「ドハマり」に一番近いフレーズな気がします。

 

Pringles × hooked on
Pringles × addicted to

こちらもプリングルスに当てはめましょう。

「I’m hooked on Pringles.」
「I’m addicted to Prngles.」

(プリングルスがうますぎてやめられない。

こんな感じ。「addiction」はもともと中毒という意味ですから、「やめられないほどハマっている」というニュアンスにもなります。

 

 

休憩中にわざわざ席まで来て、教えてくれるVaughn

 

 

4. absorbed in

  • 意味:引き込まれるように面白い」という意味のハマっている
  • 特徴:この中だと、1つだけ毛色が違う
  • カジュアル

てっきり「ハマるのフォーマルな言い方」だと思っていたら、普通にカジュアルらしいです。そして、今日紹介している他の表現と、少し毛色が違います。

 

それは、「absorbed in」は「引き込まれるように興味深くて」ハマっているという意味で長期的なアクションに対して使い、「食べ物」には使えないから。

 

例1:absorbed in

「I’m really absorbed in this book right now.」

(今、この本にめちゃくちゃハマっている。)

例2:absorbed in

「I have been absorbed in studying English lately.」

(英語の勉強が面白くて、最近めちゃくちゃハマっている。

 

こういった場面に使います。「be interested in」に近いですね。

 

 

Pringles × absorbed in

「I’m absorbed in pringles.」

(プリングルスに吸収されている…?)

よって、悲しいのですが、「absorbed in」はプリングルスには使えないわけです。

もともと「吸収する」という意味の「absorb」、もし無理やりプリングルスに使うならば、「プリングルスの中に体がのめりこ…以下略。」というグロテスクな状況になります。

 

悲しいのは分かりますが、くれぐれもプリングルスと「absorbed in」を同時に使わないでください。

 

プリングルスのめり込みの状況を冷静に説明するVaughn

 

そして最後はこちら。

5. obsessed with

  • 意味:頭がいっぱいで、それ以外のことが考えられない」という意味のハマっている
  • 特徴:ネガティブに使われるときがある
  • カジュアル/フォーマル(文脈と言い方による)

 

「obsessed with」は、もともと「取り憑かれている」という意味なので、少しネガティブに使われることがあります。

例:obsessed with(ネガティブ)

「You are too obsessed with the video game, you need to stop.」

(ゲームにハマりすぎだよ。止めたほうがいい。)

 

ただ、この「頭がいっぱいで」の部分が良い方向に転じて、ポジティブに使うこともできるらしい。

例:obsessed with(ポジティブ)

「I am obsessed with this type of art.」

(こういったアートにとってもハマっている。

 

番外編:ストーカー

ちなみに特定の人間に対して使うと、やっぱりネガティブで、ストーカーみたいに聞こえてしまうとのこと!

 

例:obsessed with(ストーカーver.)

「I’m obsessed with that girl.」

(あの女の子にハマっちゃってる。

 

僕が例文のつもりで↑これを口に出したら、Vaughnが「No No No!」と言ったので、「あ、結構そういう感じに聞こえちゃうんだな。」ってのがわかりました。

勉強になるなあ。

 

ちなみにその後Vaughnが「I’m obsessed with Justin bieber.」と言っていて、まあまあなブラックジョーク言うやんと思いました。

 

Pringles × obsessed with

最後に、お待ちかねのコチラ。

…いや待って。

ストーカーにも聞こえかねないこの単語、まだ君はプリングルスで表現しようとするのですか、と。

はい、しますよ、と。私はどんな単語もプリングルスで表現するのです。

 

とりあえず、言ってみます。

 

「I’m obsessed with Pringles.」

(プリングルスにハマっちゃってるんだよね..。)

 

すると、奇跡が起きました。

 

Vaughn「hahahahaha!」

 

 

僕「ファ!!?」

 

なんと、少しフォーマルで、言い方によってはネガティブにもなってしまうこの「obsessed with」というフレーズに、「Pringles」という愉快さしかないお菓子ちゃんの名称が組み合わさったのがちょうど良いジョークになって、「かなりおもろい」らしいのです。

 

ときにはバカにされましたが、試行錯誤の末たどり着いた、「プリングルス」を用いた今回の実験。当てはめるほど、単語の本質が見えていき、なんと最後にはカナダ人ネイティブが笑ってしまうような「絶妙なジョーク」を生み出すことに成功しました。

感動で、涙が。

 

…いや、わっかんね!わっかんねえよ!英語!

 

でも、まあまあ低めのトーンで「I’m obsessed with Pringles.」といったら笑いが取れることだけはわかったので、このフレーズを胸に、今後のカナダ生活を豊かにしていこうと思います。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。笑いあり、涙あり、他のどこよりも詳しい「ハマっている」の英語表現解説。

最後にもう一度、まとめますね。

 

《「ハマってる」英語5選 》

1. into好き」という意味

2. hooked onどハマりしているという意味

3. addicted to「hooked on」とほぼ同じ。中毒性。

4. absorbed in引き込まれるように面白い」という意味

5. obsessed with:頭がいっぱいでそれ以外考えられない」という意味

 

 

 

 

 

 

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