「I understand」はOKで「I understood」はダメな理由とその違い。英語で「わかった」
【英語フレーズマガジン No.4】
カナダのデザイナー、新井リオです。
“簡単な単語なのに、日本人には知られておらず、海外では頻繁に使われている英語フレーズを、雑誌の表紙風にデザインして” お届けします。
今日は、「わかった」を表すことば「understand」について。
こんなの簡単すぎてだれでも知っているぜ〜という感じなのですが、実は現在形「understand」と過去形「understood」はニュアンスが違い、使い分けなければならないのです。
初めて知ったときは、とてもびっくりしました。
「わかった」は“I understand”か“Understood”の2択
「わかった」の英語訳には、有名なもので「I Got it.」という表現もありますが、「understand」という単語を使って「わかった」を表現するときは、
I understand.
(I + 現在形)か
Understood.
(過去形)
の2択です。
「わかった」と言いたい時に、
I + 過去形の「I understood.」とは言わない のです。
知らなかった~
これ、覚えておいた方がいいです。
詳しく解説します。
《前提》
「understand」は「わかっている状態」を表す単語
実はunderstandは、「分かる」という一時の動作ではなく、「わかっている」という状態を表す単語なのです。よって、
- understand →「 わかっている」
- understood → 「わかっていた」
というイメージ。
1.「I understand.」を使う場合
基本的に、「わかった」というのは、「相手が言ったことを今、私が理解している状態」ですよね。
例:I understand.
「You know what I mean?」-「I understand.」
(「今私が言ったこと、分かった?」「わかりました。」)
※「You know what I mean」は、自分が今言ったことを相手が理解したか確認する、カジュアルな定型フレーズです。
2.「I understood.」を使う場合
もう一度おさらい。understandは「状態を表す」単語です。
よって過去形understoodは、「既にわかっていたこと」に対して使います。
例:I understood.
「Don’t be sorry, I understood your situation.」
(謝らないで。君の状況はわかっていたから。)
3.「Understood.」を使う場合
では、なぜ「わかった」という意味でたった1語の「Understood.」が使えるのか。
それは、この1語のフレーズUnderstoodは本来、「It is understood.(それは理解されている)」という受動態だからです。
例:Understood.
「Please don’t touch this, OK?」「(It is) Understood.」
(「これに触らないでくださいね?」「わかりました。」)
という感じ。“主語” が違ったのですね。
覚え方
ま、実際に「わかった!」と返事をする時にこの理論をごちゃごちゃ考えても仕方がないので、
- 「I understand.」
- 「Understood.」
この2択だと思えばOKです。ちなみにこの2つに違いはないので、もう「自分はI understandとだけ言う」と決めてしまってもいいかもしれません。
マガジン制作秘話
これは、モントリール都心から車で40分ほどで行けてしまう国立公園「Mont Saint-Bruno」というところで撮った写真。あまりに素敵な親子だったので、声をかけて撮らせてもらいました。
僕はカナダのモントリオールという街が大好きで、去年住んでいました。現在はトロントに住んでいますが、それでも仕事の関係(という名目の、ただ行きたいだけ)で、いまだに月1回ほど、モントリオールに行きます。
この公園は、園内にいくつかある大きな湖を取り囲むように木々が茂り、自然で溢れていて、都心で疲れた心が浄化されます…。カナダのモントリオールに来る際は(なかなか来れないと思うけど泣)、ぜひ行ってみてください。
English Phrase Magazine
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僕の英語勉強法
2015年、日本でオンライン英会話にハマり、
翌年2016年からはカナダでデザイナーとして仕事を始めました。
オンラインだけで英語を勉強した、僕の数年間のストーリーを。
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