「トイレに行ってくる」は英語で「I’ll be back.」(←かっこいい)
【英語フレーズマガジン】
海外で生活していると、日本の教科書で習うようなカタイ英語より、もっとフランクで実用的な”日常英語”が必要になります。
その代表例でもあり、1日1回は使うのではないかというフレーズ、
「トイレに行ってきます/トイレに行きたい」
今日はこれを英語で何というか、解説します。
「トイレに行きたい」は不自然
日本だと、よく「トイレに行きたい」と言いますが、カナダ人の友人Vaughnいわく、
「I want to go to the restroom.」だと、用を足したいというよりは、”トイレという場所にすごく行きたい人” に見える。今いる場所の雰囲気が気まずいから、トイレに行きたいのかな、という感じ。
だそうです。おもしろいなー。
でも、じゃあ、なんというのが正解なんじゃーい。
英語で「トイレに行ってくる」2パターン
I’ll be right back
1つ目は、「I’ll be right back.」(すぐ戻ります)
ほほう、こうやって遠回しに言うんですね。
「すぐ戻る。」…かっこいいですね、なんか。
ただトイレ行くだけなのに。
この表現、ビジネス/カジュアルどちらでも使えますが、”トイレ”という単語を使わずに表現しているので、初対面の人にも失礼なく使えます。
I gotta go to the restroom.
もう1つは、「I gotta go to the restroom.」という言い方。「gotta」には「しなければならない」というニュアンスがあります。「トイレに行かなきゃ!」って感じですね。
カジュアルな場面でよく使います。
ここで1つ疑問が。
日本語では「トイレに行きたい。」なのに、
英語では「トイレに行かなければならない。」
と表現する。
この違いは何だろう。
これについて、カナダ人のVaughnに聞いてみたところ、こんな意見が。
Need vs Want
In Japan your feelings are more valued, that’s why
it’s assumed that to say “I want to go to the washroom”
is okay.
But in Canada your needs are valued more, if you
need to go to the washroom then that is your first priority.
Your wants and desires come second.
必要vs欲望
日本語では、”感情”がより優先されるので、「トイレに行きたい(I want to go)」が使われるが、
英語では、生理現象としての”必要性”が優先され、「トイレに行かなければならない(I gotta go)」が先にきて、「行きたい」という欲望はそのあとにくるのではないか。
とのこと。
おもしろいですねえ。
トイレという1つの話題について、こんなに時間をかけ、こんな視点から考察をした、はじめての日本人&カナダ人ペア、それがぼくたちです。
まとめ
色々話しましたが、
トイレに行きたいは、
I’ll be right back.
(丁寧)I gotta go to the restroom.
(カジュアル)
と覚えれば良いと思います。
ちなみに…
国別トイレの言い方
国別のトイレの言い方は、
- Canada : washroom
- America : restroom
- UK : bathroom, toilet
が一般的とされているそうです。
たしかに、カナダでは百発百中みんな「washroom」と言っていました。
そして、
- restroomは公共のトイレ
- bathroomは家のトイレ
という大まかなイメージもあります。
ま、でも、カナダもアメリカもイギリスも行ったことありますが、基本的にはどこでどれを言っても伝わります。
マガジン制作秘話
このトピックを記事にしたいな~とずっと考えていて、「トイレトイレ…」と思いながら見つけた、トロントのとあるカフェのトイレです。
ペーパー山積みがかわいいです。
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