独学3年間の努力と道のり。日本で英語が話せるようになった僕の勉強法
留学や海外生活に憧れを抱き始めた大学1年生の頃(2013年)。
英語は全く話せなかったのですが、あるきっかけにより、独学による猛勉強をスタートしました。
結論からいうと、英語は独学で話せるようになります。
ただ、3年間勉強を続けたいま痛感しているのは、
英語は、誰かから教わるから話せるようになるのではなく「自分が勉強するから」話せるようになるのだということ。
経験上、1年間の語学留学程度で「ペラペラ」になることはほぼないのだと思います。それは僕たちが何年かけて日本語を習得してきたかを考えたら一目瞭然のはずです。
目安として、日本にいるうちから本当に正しい方法で毎日最低2~3時間くらい継続して勉強すれば
1年目:自分の言いたいことがスムーズに言えるようになる
2年目:外国で、簡単なコミュニケーションを取り生活ができる
3年目:職種によっては仕事ができ、日本人からみるといわゆる「ペラペラ」にみえることもある(実際にはまだまだ完璧ではない…!)
という感じでしょうか。
もちろん3年目でもわからない単語は山ほどあります。逆に頑張り次第では、1年目でもカフェや飲食店程度でバイトができるくらいになれます。
言語習得とは、自分がどれだけ時間を割いて勉強に打ち込めたか次第です。
この記事で書くのは、海外へ強い憧れを抱き、時には日本人として日本に生まれたことを悔やむほど、 “英語が話せるようになりたい” という願望を持ち勉強してきた僕の3年間の考えです。
はじめに
まずは簡単に、この3年間で僕がやってきたことをまとめてみます。
《僕のオリジナル英語勉強法》
1. 英語日記
2. LINEフレーズストック
3. オンライン英会話
4. ひとりごと
僕はパソコンとスマホを使って、基本的にはインターネットにあるものだけで英語を勉強し、日本にいながら独学で英語を習得しました。
現在はカナダでグラフィックデザイナーとして仕事をしています。
もちろん現地の人からすると僕の英語力は足りない部分も多く、実感としてもまだまだですが、日本人から見たらいわゆる”ペラペラ”レベルに話せているのではないかな?と思います。発音もすごく練習しました。
↓
僕の勉強法はよくある英会話教材を使ったものとは全く異なりますが、特別変わったやり方ではないので誰でもできます。
それでは説明していきます。
英語学習を始める前にまず考えたこと
いわゆる英語を話すための方法としてまず浮かぶのは、
単語帳/文法書をやる
英会話教室に通う
語学留学をする
といったところでしょうか。
しかし、英語学習を始めた頃の僕はこう思いました。
「なんかこれ、めっちゃ漠然としてないか?」と。
これをやることによって具体的に英語が話せるようになっていくイメージがイマイチ見えませんでした。
また上記3つは、教材を買うこと、英会話教室に通うこと、留学すること “それ自体” がゴールになって満足してしまうのではないかと。
僕が本当にやりたいのは “教材をクリアすること” でも “語学学校に通うこと” でもなく、
“英語が話せるようになること”でした。
そこで、僕はまず “英語を話す”という行為を改めて見つめ直し、何をクリアできていたら「英語が話せる人」といえるのか、について考えるところから始めました。
「僕が話せる」の定義を決める
19歳(大学1年生)のとき、「英語が話せる」の定義を決定づける出来事が起こります。
僕のバンドPENs+が(当時、僕はバンドマンだったんです)、高校生の頃から憧れていたアメリカのバンドの来日ツアーに共演できることになりました。
終演後、彼らに「高校生の頃からずっと聴いていたんです。」と話しかけようとしました。
みなさんは、「高校生の頃から聴いていた」という英語を、いま、瞬時に言うことはできるでしょうか?
当時の僕はできませんでした。
“I listened your music…”
まで言ったところで、「あれ、listenedだとただの過去形だから “聴いた” になっちゃう」と気付き、言葉に詰まってなにも伝えられなかったのです。
憧れのアメリカバンドがせっかく日本にきてくれているのに。
この経験があまりに悔しく、言いたかったフレーズを調べてました。
僕が言うべきだったのは、
“I’ve been listening to your music since I was in high school.”
(高校生の頃からずっとあなたの音楽を聴いています。)
というフレーズでした。中学文法でいけます。なのにこれが出なかったんです。
逆に言うと、もし僕が「英語が話せる人」だったら、この英語フレーズを、”瞬時に言えた”わけです。
このとき僕は思いました。
英語が話せる人とは、
難しい単語を知っている人でも、教科書を全クリした人でもなくて、
「すぐに言えるオリジナル英語フレーズの引き出し」が多い人のことなのかもしれないと。
そこで僕は、今まで漠然としていた「英語が話せる」の定義をこう決めました。
英語が話せるとは、
「”今言いたい英語フレーズ”が瞬時に出てくる能力」だ!
どれだけ留学歴があって、どれだけ外人の友達が多くても、
“今言いたい英語フレーズが瞬時に出てこない”人は、「本当に英語ができる人」ではありません。
それはなんとなく外国人とコミュニケーションが取れる人とか、そんな感じだと思います。経験上、1年間語学留学をしても、このレベルで終わってしまう人がたくさんいます。
こうならないためにも、 「英語が話せるようになるための勉強をしよう!」ではなく、
「今言いたい英語フレーズが瞬時に出てくるための勉強をしよう!」
というゴールを持って始めたのが僕の勉強法です。
インターネットを使った英語勉強法
それでは、僕が実際にどんなことを勉強をしたのかについて話します。インターネットのみを使い、誰でも今日からできる方法です。
無駄なことは全て省いた、
『今言いたい英語フレーズが瞬時に出てくる人』になるための練習です。
勉強法①「英語日記」
僕の勉強法の肝は「日記」であると、自信を持って言えます。
もう5年以上英語で日記を書き続けています。
なぜ日記か?
学校では、「教科書例文を覚えなさい」とよく言われます。
例えば「used to(かつて〜していた)」というフレーズを覚えるとき、教科書にはこう書いてあります。
例
She used to play the piano for 3 years.
(彼女はかつて、三年間ピアノを弾いていました。)
しかし僕は思ったんです。このフレーズ一生言わなくないか?と。
実際に「used to」を使う時は、
I used to play soccer for 9 years.
(僕はかつて、9年間サッカーをしていました。)
と言い直す必要がありました。
だったら、最初から「オリジナル例文」に入れ変えてから覚えればいいじゃないか!と。
それ以降、教科書例文をみるたびに主語を「I」に変え、目的語を「自分事」に変え、数字を「自分の数字」に入れ替えて覚えるようになりました。
すると、こうして覚えた「オリジナル例文」を口に出す事で、会話が成立することに気づいたんです。
だとしたら、僕は「いつか言いそうなオリジナル例文」を先回りして覚えておけばいいのではないか?と思いました。
そこで、例えば来年アメリカに住んで友達ができたら何を話すんだろう?と想像しました。
「今日学校どうだった?」
「週末何してるの?」
「最近仕事どう?」
このような会話は確実に起こるはずです。
つまり、
・日頃、身に起こる出来事
・日頃、頭で考えていること
を、英語で言えるようにするべきということですね。
…ん?
………それってつまり日記じゃん!!!
日記に書くくらいパーソナルなことを全て英語で言えるようにすれば、最短距離で「英語が話せる人」になれる!と思ったのです。
それから今に至るまで5年間、英語で日記を書き続けました。
今日は僕の「英語日記」勉強法をここでシェアします。
↓
《英語日記の書き方》
1. 日本語日記を書く
2. 要約文を作る
3. 自力で英語にする
4. 添削してもらう
5. スマホひとりごと
これで、日記という名の「覚えたらそのまま使える、自分専用のフレーズ集」の完成です。
ポイントは、「まずは日記を日本語で書く」ということ。最初から自分の思いつくレベルの英語で書いてしまうと、既に知っている言い回しだけを使ってしまうのでボキャブラリーは一向に増えません。
I went to school… I ate lunch…
みたいになってしまうということです。
しかし、「普段日本語で考えることを英語バージョンで言える」のが、「英語が話せる」ということです。だからまずは自然な日本語で、簡単な日記を書くんです。
例
僕は数年後に、ロンドンでイラストレーターとして働きたいと思っていて…
で、次の作業なんですが、翻訳アプリを使って英語に直訳…はしません。
ではどうするか?
まずはその日本語日記を、自力で英語で言ってみようとします。
すると、「これ、なんていうんだろう?」と言葉に詰まる箇所が出てくるはずです。
I want to work in London (...数年後に?)
僕は数年後に、ロンドンで働きたいです。
ここで初めて、うまく言えなかったフレーズをネットで検索します。
こうすることで、今の自分が何なら英語で言えて、何を言えないのかがわかります。
わからない部分だけを重点的に調べることで、今の自分に本当に必要なことばを効率よく増やせるのです。
そして、自分なりの英語日記を作り終わったら『オンライン英会話』(あとで詳しく説明します)で添削してもらい、スマホを使ってスピーキング練習をします。
これが僕の英語勉強法の基盤になります。
勉強法②「LINEフレーズストック」
次です。僕は一般的な単語帳は使っていません。代わりに、
LINEに自分一人のグループを作成し、「オリジナルのデジタル英単語帳」をつくりました。
この頃、僕は「英語で考え事をする」習慣を始めました。
すると、「あれ、これ英語でなんて言うんだろう?」というフレーズが無限に出てきます。
そこで、わからないフレーズが出て来る度に正しい言い回しをネットで調べ、以下のようにまとめました。
《LINEフレーズストックのやり方》
① その単語をイメージした絵文字をつける
② 自分が実際に言いたかった例文を作る
③ そのフレーズに出会ったときのドラマを書き込む
書き方は上の参考画像のようにまとめてください。
ポイントは、「①そのフレーズのイメージにあった絵文字をつける」こと。(視覚的に覚えられる!)
また、 ネットで調べた例文を「②自分が実際に言いたかった例文に書き換える」こと。(実用的!)
最後に、「③どんな場面でそのフレーズを言いたかったのかをメモしておく」こと。フレーズにドラマが加わると定着率がかなり上がります。また、次に似たような場面に遭遇したときにすぐ言えるようになります。
これでLINEが、「覚えたらそのまま使える、自分専用のフレーズ集」になります。
より詳しい解説はこちらの記事『LINEを【英単語帳アプリ】としてつかうと、最高です』に書いています。
勉強法③「オンライン英会話」
①英語日記と②LINEフレーズストックで、日常生活ですぐにでも使えそうなフレーズをたくさんインプットしました。
ここからはアウトプットの時間。
英語を話せるようになるには何をすればいいか。 当たり前ですが、それは、
英語を話すことです。
ただ、例えば英会話教室に通っても、週1回の2時間程度ではいつまで続けても話せるようになるわけがないというのは直感的にわかっていました。
何かを習得したい時には、短い時間でも毎日触れるのが鉄則です。習得スピードが格段に上がります。
そこで僕は日本にいながら毎日マンツーマンで英語を話す機会を作るための手段として、オンライン英会話を始めることを決めました。
オンライン英会話の特徴
・レッスン料が格安 (最安で月額6000円程度〜)
・全てマンツーマン授業
・自宅で毎日できる(オンライン通話を使用)
・様々な国籍の先生を体験できる(ネイティブコースなどもある)
・24時間レッスンができる
・無料オンライン教材がめちゃくちゃある
これ、英語学習における「革命」だと思います。
・割高(平均月2〜4万円)
・週1、2回程度
・通学しなければならない
が主流だった「英会話教室」
また、
・数百万円かかる
・最低1年程度は行かなければならない
とされていた「海外留学」
という今までの英語学習の常識を覆す新しいサービスです。
比較的物価の安い外国の先生を採用すること、そして学校を持たずオンラインでレッスンを完結させてしまうという新しさにより、
月額 約6000円(1授業200円)で、毎日レッスンが受けられるという、破格の仕組みになっています。
オンライン英会話は本質的かつ効率的で、これからの日本の英語習得のスタイルはどんどんこの方面に寄ってくると予想します。
最初に紹介した『英語日記』も、「オンライン英会話での英文添削」があってこそ成り立ちます。
今でこそ断言できますが、この時代に「英語が話せるようになりたい」と思う日本人は全員やった方がいいと本気で思います。
とにかくスピーキング力が格段に上がります。
極論、オンライン英会話さえ真面目にやれば1年で相当話せるようになります。
せっかくこのブログにたどり着いてくれた方には是非やってほしいです。本当に良いんです。
オンライン英会話はどれがいいか
一概にオンライン英会話といってもたくさんありますが、僕が実際に体験した中で特に良いと思ったものが、以下の3つです。
DMM英会話 (月額6,480円)
レアジョブ英会話 (月額6,380円)
ネイティブキャンプ (月額6,480円)
1. DMM英会話 (月額6,480円)
《海外旅行が好き or 外国人の友人を作りたい人向け》
・124カ国の先生を選ぶことできる
・ネイティブプランが充実している
僕がいまも毎日続けているのはDMM英会話です。
ポイントは、講師の国籍と人数がダントツで多いこと。
(124カ国、7000人以上の中から先生を選べる)
ついつい「授業」「勉強」のイメージがつきがちな英語学習ですが、英語スピーキングって極論「海外の友人とのおしゃべり」なんです。
こんなに多国籍の講師がいると、毎日世界の色んな国に旅をして友達を作っているような感覚になれます。DMMは他のオンライン英会話に比べて講師がフランクな印象があります。授業感がなくて楽しいんです!僕はDMMを通して何人も友達ができました。
またDMMは「ネイティブプラン」がめちゃくちゃ充実してます。今後行こうとしている国(カナダ、アメリカ、イギリス、オーストラリア…)がある人は、現地の講師から直接話が聞けるのが最高です。
・海外旅行が好き or 外国人の友人を作りたい人
・レッスンを、おしゃべりのようにフランクに楽しみたい人
に、最適なオンライン英会話だと思います。
↓
2. レアジョブ英会話 (月額6,380円)
《まだ自分の英語力に自信がない、初心者向け》
・カリキュラムがしっかり決まっている
・日本人カウンセラーのカウンセリング付きで相談できる
次はレアジョブ英会話です。ここまで「初心者に最適」なオンライン英会話は他にないのではないかと思います。講師の方は基本的にフィリピン人ですが、日本人カウンセラーによるケアサービスが受けられるのがレアジョブの特徴。
勉強は「1人」でやる時間が長いので、こうやって相談できる相手がいるのは非常に大きい。安心します。また、ビジネスに特化した「ビジネス英会話コース」があるのも良いです。
サポート面で一番優れているオンライン英会話だと思うので、まだ英語に全く自信がなかった時代に戻り当時の僕にアドバイスできるとしたら「まずはレアジョブがいいよ」と助言したいくらい魅力的。カリキュラムも本当にしっかりしています。
・自分でプラン立てして勉強するのが苦手な人
・今の英語力にまだ自信がなく、これから頑張っていきたい人
といった、初心者の方にオススメです。
↓
3. ネイティブキャンプ (月額6,480円)
《一番コスパがよく、お得にレッスンを受けたい人向け》
・レッスン数に制限がないので好きなだけ授業を受けられる
・アプリで教材がタダで使える
これはすごい。24時間何回でも、好きなだけ、予約なしでレッスンが受けられる。一番コスパがいいオンライン英会話だと思います。
事前予約せずにできるので、僕はネイティブキャンプにも登録して、スキマ時間にサクっとやっています。この気軽さは他のオンライン英会話にはないかなと。
・一番コスパがよく、お得にレッスンを受けまくりたい人
・予約ナシで、思い立った瞬間に授業を受けたい人
にオススメ。
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番外編:Nativecampアプリ
実は「ネイティブキャンプ」には専用アプリがあるのですが、これが本当に最高なので紹介します。
ネイティブキャンプには7日間の無料体験があり、その間に何回でもレッスンやり放題という時点でかなりお得ですが、
アプリをダウンロードさえしてしまえば、「文法」「旅行英語」「ビジネス英語」など、豊富な教材が誰でも無料で使えるのが裏技であり最大のポイント。
「教材だけなら無料で使える」というのは意外と知られていないので、本当にオススメです。
トピックの幅も広いのでためになる。(「ビジネス英会話教材」とか特に良いです)
とりあえずスマホに入れておくといいんじゃないかと思います!
アプリのダウンロードはこちらからできます
↓
以上、オンライン英会話を3つ紹介しました。
どのオンライン英会話でも、2回以上の無料体験が受けられます。
正直”好みの問題”だと思うので、一度上記3つ全て無料体験をしてから、自分に合ったものを見つけるのが一番良いと思います。
どちらにしろ、「オンライン英会話」は、これからの英語学習において絶対に必要です。
正直、僕の今のスピーキング力は全てこのオンライン英会話で培われたものです。
1年も続けたらかなり話せるようになります。1ヶ月でも効果はわかるはずです。
勉強法④ ひとりごと
最後の勉強法は「ひとりごと」です。
義務教育で英語スピーキングの授業を受けてこなかった僕たちは、「実際に英語を口から出す」経験が圧倒的に足りていません。
当たり前かもしれませんが、これが英語が話せない理由だと思います。
逆にいうと、「実際に口から出しまくれば」英語は話せるようになります。
例えば、「Nice to meet you.」はほとんどの人が言えると思います。
これは、「自分の口がNice to meet youを覚えている状態」だからです。
つまり、言えるようになりたい全ての英語フレーズを、「口が覚えている状態(Nice to meet youのレベル)」になるまで繰り返すイメージで練習すればいいのです。
そこで僕は、大学の通学中、英語でひとりごとを言いながら道を歩くようにしました。
ひとりごとでは、「英語日記」と「LINEフレーズストック」でつくった英文を繰り返し口に出します。
ポイントは、脳内に仮想ネイティブ友達を作り、相手の顔、場所、時間帯、を限りなくリアルに思い浮かべて英語で話しかけることです。
「実際に生活で使うとしたらこういう感じで言うんだろうな」とシミュレーションしながら練習すると、定着率が格段に上がります。
Siriを英語設定に変え、話しかける
ひとりごとを言う際は、英語設定に変えたSiriを使うとより効果的です。
Siriは「発音矯正ツール」として使えるんです。
「Hey Siri!」のあとに、その日の英語日記を発音してみる。
正しく英語が表示されればクリア、うまく表示されない単語があればもう一度…という感じで、100回ほど繰り返し言います。
また僕は、「Girl World練習法」(自分で考えました)をしました。
日本人にとって「Girl」と「World」の発音はすごく難しく、僕も最初はかなり苦戦しました。
YouTubeなどのレッスン動画を参考に練習し、次第に「うまくなってきたかな?」とは思ったのですが、自分の発音に対して、「今のはOK!」「今のだと〇〇に聞こえちゃう!」というジャッジをしてくれる先生のようなものが必要だと感じました。
そこでSiriです。
Siriに向かって、「Girl World!」と話しかけ、ちゃんと認識してくれるまで続けます。
最初は「Call Wall」とかになってしまいましたが、「自分は “r” がうまく発音できていないんだ」と気づくことができ、Siriのおかげで相当発音が向上しました。(1ヶ月くらい毎日「Girl World」と話しかけ、やっと認識してくれるようになりました。)
番外編:日本で留学を再現する
以上4つがメインの勉強法ですが、これに加え、僕は「日本で留学を再現する」ということにも挑戦しました。
自分の半径5メートルを、全て海外環境にしてしまうのです。
具体的にいうと、以下のことをやりました。
・Twitterに英語話者だけのリストを作り、それをみる
・部屋では常に「英語のラジオ」を流しておく
・朝スマホ開いて最初に見るアプリを「英語ニュースアプリ」にする
・英語版の漫画を読む(自分はデスノートを読みました)
ここまでやると、自分の部屋が「ミニ海外」になります。
もう、とことんやりました。
経済的に留学ができない時期を辛く思った瞬間もありましたが、環境に不満を言うことで生活が輝くことはありませんでした。だからこそ、日本でできることを全てやろうと決意し徹底的にやりました。
まとめ
《勉強法まとめ》
1. 英語日記を通じて「自分が日常で使うリアルな英語」を知り、
2. LINEフレーズストックで「口からスラっと出てくる英語のバリエーション」を増やし、
3. オンライン英会話で「実際に外国人と話す」ことにより英語を使うことに慣れ、
4. ひとりごとを繰り返すことにより「覚えたフレーズたちを定着させていく」
これが、僕が3年かけてやってきたことのすべてです。
これで本当に英語が話せるようになります。
僕はこの方法で日本で培った英語力のおかげで、2016年にカナダに渡りました。
語学学校には通わず、現地についてすぐに、デザイン(本職です)の仕事探しに挑戦することができ、今は英語を使って働いています。
おわりに
僕は英語を使って叶えたい夢があります。(本職のデザイン・イラスト分野の夢です)
まだまだですが、カナダで既に叶えた夢もあります。(現地で仕事がいただけるようになってきました)
真剣に英語を勉強するようになってから3年が経ちました。
この3年間、本当にたくさんの時間と労力を英語勉強に費やしてきたと思います。
基本的には一人で勉強していたので、「このままいつか、本当に話せるようになるのか?」と不安になる瞬間もありました。
いざ実践の場になると、「これだけ勉強したのに、いざ外国人を目の前にすると全然英語が出てこない…」と落ち込むことも多く、特に最初の1年間はかなり大変だったと思います。
でも、諦めませんでした。絶対に英語が話せるようになりたかった。
おそらく、この記事をここまで熱心に読んでくださっている皆さんは、
英語という「日本で普通に生活するなら、習得しなくても生きていけたはずの言語」を、わざわざ自分の意志で身に付けようとし、その英語を使って、何かを叶えようとしている人です。
これはすごくかっこいいことだと思うのです。こんな人たちを自分の経験で救えるのだとしたら素敵だなと思って、ブログを書きました。
「英語が話せる」って、現状の自分とはかけ離れた場所にある能力に見えるかもしれませんが、今日やる「ちょっとした踏ん張り」の連続でこそ到達できる出来事なのです。
自分は「だれでも3ヶ月でペラペラに…」のような教材を信用していません。やはり何度考えても、語学習得には時間がかかります。
ただ、勉強ってポジティブなものだと思うのです。
やらなければいけないネガティブなものではなく、やると夢が叶うポジティブなものです。
ここに書いたことの中でできそうなものを、何か一つでも良いのではじめてみてください。
繰り返しますが、「留学するからではなく、勉強するから話せるようになる」のです。
勉強を楽しみ、みなさんが自分のペースで「英語を話せるように」なっていくことを心から祈り、応援しています。
追記
この記事が「英語 独学」Google検索1位になったことで本執筆の依頼をいただき、2020年1月に英語学習法の書籍を出版しました。
本には、
・5年間続けた「英語日記」勉強法
・カナダでフリーランスデザイナーとして働くまでの記録
・日本で留学する方法
など全て書き尽くしました。
この記事の何倍も、濃く、詳しく書いています。ここで出会えたのも縁なので、みなさんに読んできただけたら大変嬉しく思います!
→『英語日記BOY 海外で夢を叶える英語勉強法』(Amazon.co.jp)
Profile
Rio Arai 新井リオ
イラストレーター/作家/ミュージシャン
イラストレーターとしてAdobe CC Logo Remix、WIRED.jp連載イラストなどを手がける。著書『英語日記BOY』がAmazon英語の学習法ランキング1位を記録(現在12刷、7万部)。バンドPENs+のボーカルとして日本で4枚のCD、アメリカで1枚のレコードをリリース。
将来やりたいことを見つけている最中中の新井さんの文を言葉を読めてよかったです。
いつもありがとうございます
とても具体的な勉強法を共有してくださりありがとうございます!実践します!
添削にhellotalkというアプリもおすすめですよ
初めまして
娘が結婚後アメリカに滞在しております。
私も渡米する機会が増え英語の必要性を感じています。
インターネットの普及で情報過多になり何が正しい勉強なのか迷っています。
「七田英語」の宣伝に興味を持って調べていると「医師が教える科学的英語」で七田は効果なしと!
新井さんの「学校にこそ通ってはいないけど、今カナダにいる日本人の中で一番勉強している!と自分で思っています。
実際に今は学校に通わず仕事もフリーランス形態なので、早起きして午前中に5時間くらい勉強して、午後はカフェで仕事という毎日です。午後も移動のときは英語でひとりごとを言っているし、1日中英語に触れています。
それでも集中は途切れるし、「今自分がやっていることは本当に合っているのだろうか」と不安に襲われることもあります。だから本を読みます。人の努力を感じて自分を鼓舞します。 今まで読んだ中で特に心を動かされた本をいくつか載せます。」
このコメントにとても共感が持てました。
教えて下さっている4つのことを実践するには中学英語からやり直さなければいけないレベルです。
どのように学習すればよいでしょうか
アドバイスを頂けると有難いです。
初めまして、こんにちは。
英語、勉強というキーワードをもとにこのページへやってきました。
新井さんのこのブログを見て、私も夢に向かって頑張ろうと希望を持ちました!本当にありがとうございます。
これからも新井さんを応援しています!!!
いい時代になりましたね。私も全く英語をしゃべるように勉強してるんですんが順調です。毎日最低で5時間休みの日は10時間して一応一年で、英語を読めるようにまでもっていきました。
寝ても覚めても話せるようになりたい。この気持ちが、自分を一番成長させる。がんばります。ありがとうございます。
こんにちは。英語の学習法を検索し、具体的で熱意の感じられるブログに出会えました。ありがとうございました。早速実践します。
こんにちは。現在アメリカで留学中です。
初めての海外で、これまで日本で育ち、海外歴は一秒もなかったのですが、留学中にアメリカ人の友達を作ることでなんとか英語ができるようになったと感じていました。
しかし4〜5ヶ月が経ち、どうも自分の英語力が伸びていない、と感じる場面が増えてきました。
自分の言いたいことが言えない、発音が悪すぎる、たどたどしい、などなど。
なんとかしたくて、このサイトにたどり着きました。新井さんの
”どれだけ知識があって、どれだけ留学歴があって、どれだけ外人の友達が多くても、自分の言いたいことを綺麗な発音で詰まらずに言え “ない”人は、僕の中では「本当に英語ができる人」ではありません。それはなんとなく外国人とコミュニケーションが取れる人ですかね。経験上、1年間語学留学をしても、このレベルで終わってしまう人が大半を占めます。”というコメントが刺さりました。まさに自分でした。留学歴はありませんが、外国人の友達が多いことでは何となく自信がありました。
私の英語は、アメリカで生き延びるには十分かもしれないけれど、友達ともっと仲良くなる、親しくなり始めた人ともっと深い話をする、自分の言いたいことを的確に伝える、というレベルには達していません。
新井さんがやられてきたことの中から、できることからやってみようと思います。
ありがとうございます。
はじめまして!
私は、20代〜現在まで販売員をして来ました。職場は、しがないショッピングモールなのですが、昔から海外の方が多く住む地域なので海外の方と話す機会が多くあります。
そして、他に同僚がいても何故か私に話しかけてくるので、職場では海外の方担当として定着してしまいました…が、私は一切の外国語が話せません!
なんとか、意思の疎通を図ろうと翻訳アプリを駆使してみたり。英会話スクールへ通うことも検討しましたが高額なので諦めました。
なんとか、英語を習得できないか…と悩み続けた10年。新井さんのブログに出会えて、本当に良かった!
幼稚園でネイティブから英会話を習いはじめた子供のためにも、一念発起して、ぼちぼち頑張ってみます。
私は今高校3年生でグラフィックデザイナーを目指しています!海外で活躍したいという目標があるわけではないのですが、英会話のスキルは将来何かしらの場面で絶対に役に立つだろうし、自分の自信に繋がると思ったので、独学で身につけたいなと思っています。でも、なにから手を付けたら良いかわからなくて、とりあえず手元にある単語集や学校で使っているワークを眺めることしかできず、これではいつになっても絶対に英会話のスキルを身につかないなと思い悩んでいました…。そこで勉強法を調べて新井さんのブログを拝見しました。初めて私でもできそうだと思ったし、今まで以上にやる気が湧きました!それに、私も将来新井さんのようなデザイナーの仕事や音楽の活動を夢見ているので、その面でもとても参考になりました!新井さんのブログから学んだことが無駄にならないよう、今から毎日頑張って大学を卒業するまでには英語を使って外国の方と喋れるようになります!このようなブログを書いて下さり有難うございました(^^)♡
非常に参考になりました!自分は半年前に一念発起して英語を再勉強し始めたところです。
頑張りたいと思います!
某英会話教室に通い始めた者です。
ハイテンションな先生、クラスメイトと英語で会話するのとは楽しいものの、週1ペースではとても定着する気がせず悩んでいたところ、このブログにたどり着きました。
新井さんの英語への熱意、とても素敵です。
早速実践し、心が折れそうになった時はまたこのブログに戻ってこようと思います。
頑張る力を与えてくださり、ありがとうございます^ ^
私が「英語を話せるようになるには」を真剣に考えた結果、新井さんと同じ「日本語で書いた日記を英語にする」という勉強法が必要だという結論に至っていたので、このサイトを見たときかなり自分に自信が持てました。
ただしオンライン英会話という発想は全くありませんでした。
かなり抵抗はありますが、オンライン英会話をやってみようかと思っています。ありがとうございました。
英語学習について行き詰まっていた時、新井さんの記事が目にとまりました。
特に、おわりにの部分を読みながら、胸がいっぱいになるとともに、やっぱり私も英語を諦めたくない‼︎ という
熱い想いを取り戻すことが出来ました‼︎ そしてまた、いかに自分が甘かったかも反省させられました。。
新井さん、新井さんの努力がリアルに伝わってくる素晴らしい記事をありがとうございます。
今夜から、新井さんの学習法
全てを実践してみます‼︎
新井さん、本当にありがとうございます‼︎ 私も頑張ります╰(*´︶`*)╯♡
With my gratitude to you
Kana
ただ漠然と英語を話せるようになりたいというところで止まらずに、自分の言いたいことを綺麗な発音で詰まらずスラスラ言えるようになるという具体的な目標まで噛み砕いて設定されたことがとても素晴らしいと思いました。そしてそのあと自分でその目標達成までどうすればいいのかということを的確に真剣に考え、実際に行動なさって、これだけわかりやすく情報を提示してくださることに深く感動しています。努力をするとはこういうことですね(>_<)
とてもとても参考になりました!私も綺麗な発音で言いたいことをスラスラと英語で言えるように努力します!ありがとうございましたm(_ _)m
新井さんのおっしゃっていること、とても心に響きました。
私は全然努力が足りていないと思い知らされました。
何年も英語勉強しているのに、なかなか上達しない自分に焦りを感じていましたが、
もう迷わず実践あるのみだと思います。
新井さん、ありがとう❗
いつか英語をやろう、と思って四半世紀w。「英会話 独学」と検索してこちらにたどり着きました。その日にレアジョブへ入会し、しばらく経ちました。まず動いた自分をほめたいし、この記事を書いてくれた新井さんに感謝しています!私の若いころにはオンライン英会話なんてすばらしいシステムは無かったので、私が立ち上がるのは今だったのだ!とこじつけて、英語の全方位燃え上がっています。
これから英語を始めよう!
でもどうすれば…何から始めれば…
いろいろな教材も半信半疑で
これだ!とゆうものがなく…
この文章を読んで第一歩が踏めました!
出会えて良かったです!
毎日頑張ろうと思います!
高校生の息子と海外旅行に出かけた時に
現地の方々ともう少し気の効いた会話が
出来るようになりたいといつも思っていましたが思うだけで終わっておりました。
何か無いかなあと調べておりましたら新井さんの学習方法にたどり着きました。凄いなあと感嘆しました!
一歩前進。頑張って取り組みたいとやる気が出ました。
英語が話せるという定義はすごく共感しました。またオンライン英会話がどれだけ画期的なシステムか!私も痛感しております。リオさんの勉強法はとても素晴らしいですね。
今まで読んだ英語学習に関するブログで1番よかったです。やろう!と思えました。実際に努力を継続し続けてきた人だからこそ書ける文章ですね。
20代半ばになって、やっぱり海外で生活してみたい!という気持ちが大きくなり、漠然と語学留学で数ヶ月どこか行けばいいんじゃないかと甘く考えていました。でも、その前にもっと今の自分にできることをきちんとしようと思います。色んな言葉が心に刺さり、本当に共感しました。本気で取り組もうと思えました。これほどに深く考え抜いた勉強法を分かりやすく共有していただき、本当にありがとうございます。私もがんばります!
在米1年半のものです。英語フレーズを検索途中こちらのページにあたりました。そこそこ得意だった英語でしたが、実際暮らしてみるとダメすぎた自分。試行錯誤しながら勉強してきました、驚くことにほぼ同じ内容で学習しています。オンライン英会話の部分を友人がやってくれてますが笑 一年半前にこのページ読みたかったー!!LINEの使い方は早速真似させていただきます!頑張るぞー
私も今、英語が話せるようになりたいです。ただ話せるようになりたいです。「かっこいいから」というのが1番大きいかもしれません笑
こんな軽い理由でも、ずっとそう思い続けているので、頑張ろうと思います。私も19歳なので、三年後、かっこよく話せる自分を想像して頑張ります!!
素敵な記事を書いてくださってありがとうございます。
英語が話せるようになりたい、近々海外で働きたいという思いから英語学習についてインターネットで色々調べているうちに新井リオさんのこちらの記事に行き着きました。
考え方や学習方法など共感することが多く、まずはLINE単語帳を作り実践させていただきました。笑
とても良質な記事だと思い、是非参考にさせてください☺️
本当にありがとうございました!!
胡散臭いブログなどが散見される中とても理にかなった記事で分かりやすくありがとうございます。参考にさせていただきます。
留学すれば、英語が上達すると思い込んでいた自分がいました。
この記事を読むと本当に努力の賜物だなと感じ、自分自身英語がしたい、話せるようになりたいと思っていても仕事が忙しいからと努力もせず今まで過ごしていたんだと気づきました。
また日本にいても英語の環境を作っていくことが大事とわかったので、記事を参考に実践していきます。ありがとうございます
NHK教材主体の学習方法に行き詰まりを感じていたので、この記事はすごく参考になり、目からうろこでした。ぜひ実践しようと思います。
自分にも小さいながらも将来の夢があります。この記事を時々読ませていただき、頑張っていこうと思います。
こんにちは。
私は店頭で本を見かけ、何気なく手に取り、こちらのブログに辿り着きました。
お辛い時期もあったかと存じますが、だからこそ説得力があり、私も頑張ろうと勇気づけられました。早速今日から実践したいと思います。
実は2年ほど前に約半年バンクーバーへ行きました。英語は話せるようになりませんでした。
これで英語に執着するのは最後にしようと思って行った留学でしたが、諦めきれず、このままで良いのだろうかと思う日々でした。そんな矢先に出会ったのが、新井さんの本でした。
私やっぱり、この1年頑張って、バンクーバーへ行きます。
いつかカナダでお会い出来たら嬉しいです。
はじめまして。駐在の帯同で東南アジアにいます。50過ぎて初めての海外。1年半経ちますが、自分流の文法問題を解く勉強が大半でした。治安の事もありますが、話せないから外にも出ず、もっぱら話すのは同じ立場の日本人。英語日記を書くも最初から英語でトライしていたので簡単な文章ばかりの羅列でした。新井さんのやり方でやってみます。こちらにいるうちに少しでも話せる様になりたいと思います。
リオさん
私はスウェーデンにワーホリしています。ブログを全部読ませていただき、本も読みました。私は将来北欧でデザインの仕事をするのが夢です。私も両親が海外に縁がなく、お金がない上でどうするかを常に考えて生きていきていましたが、北欧で出会う人たちが親が海外に縁があったり留学経験者で私はそもそもここにいるべきじゃないのかと心が折れかけていました。デザイン(UIUX)も英語も独学中ですが、リオさんを見つけて努力は裏切らないとかなり勇気をもらえました。前向きに人一倍努力するところにとても惹かれたし私も人一倍努力しようと心の糧になりました!このような情報を世に発信していただいてありがとうございます。感謝しています。