第1話「はじめに」ー 英語日記BOY

著書『英語日記BOY』より、一部を無料公開します。(p9~15 ↓)

はじめに

5年前、お金がなかった僕は、最も効率のいい英語勉強法として「英語で日記を書く」ことを決めた。

「参考書での勉強」も「英会話スクール通い」も「語学留学」もしていない。

極端に言うと、僕は「英語日記を書き続け、英語が話せるようになった人」ということになる。

どういうことか?

最初は、一般的に言われている「例文暗記が大事」という言葉を信じ、教科書に書いてある例文を一通り暗記した。しかし、そのフレーズをそのまま使うことは、実際の生活ではほとんど起こらなかった。まったく無意味ではなかったのだけれど、使うときはいちいち「自分の言葉に入れ替えて」使った。

例えば、

「used to(かつて〜していた)」という英語がある。

僕はこれを、教科書の通り、

She used to play the piano for 3 years.
彼女はかつて3年間ピアノを弾いていました。

と覚えた。しかし実際に使うときは、

I used to play the guitar for 7 years.
僕はかつて7年間ギターを弾いていました。

と、「自分のこと」に言い直さなければならなかった。

この言い直しに時差が生じて、言葉につまったりした。そこで気づいた。

どうせ入れ替えて使うならば、最初からオリジナル英語フレーズに書き換えてから、覚えてしまえばいいのではないか?

これがよかった。

実際の会話では、あらかじめ覚えた「オリジナル英語フレーズ」を連続して口から出すことで、会話が成り立つようになった。

本当に簡単なのだ。例文を見たら主語を“I”に変え、その後に続く単語を「自分のこと」に置き換えて覚える。これだけでいい。

英語が話せるとは、すぐに言えるオリジナル英語フレーズの引き出しが多いことだったのだ。これは発見だった。

留学歴があっても、どれだけ外国人の友達が多くても「オリジナル英語フレーズが瞬時に出てこない」のならば、それは「英語が話せる人」ではなく「なんとなく外国人とコミュニケーションが取れる人」とか、そんな感じだ。

それ以降、お金も時間もなかった当時20歳の僕は、海外生活をシミュレーションし「いつか言いそうなオリジナル英語フレーズ」を先回りして書き留めた。そしてそのフレーズを英語で言えるように、毎日練習した。

「いつか言いそうなオリジナル英語フレーズ」には、以下のような共通点があった。

①日頃、自分の身に起こること

将来海外に行ったら、現地の友達・仕事仲間と英語で話すことになる。特に友人間の会話では、「今日仕事どうだった?」とか「土日何してるの?」といったことをよく尋ねると思う。つまり、仕事も含め「日頃、自分の身に起こること」を、あらかじめ英語で言えるようにしてしまえば、このような場面に即座に対応できる。

②日頃、考えていること

英語で「日常会話」ができるようになりたいと言う人がいる。しかし、日常会話は人によって異なる。例えば大学生にとっては「授業の単位が取れるか心配だ」というトピックが日常会話になるかもしれないし、子育て中の人は「子育ては大変だけど楽しくて…」といった内容が日常会話になり得る。つまり、その人が「日頃、頭で考えていること」こそが、自分にとって本当に必要な英語になる。

そうか、僕はやはり、教科書例文暗記をやっている場合ではない。

①日頃、自分の身に起こることと、②日頃、考えていることを英語で言えるようにしなければならないのだ。

ん?

ここであることに気づく。

日頃、自分の身に起こること

日頃、考えていること

それって、つまり「日記」じゃないか?

毎日、日記に書くような内容を、全て英語で言えるように練習すれば、自分にとっての「英語が話せる」の条件を完全にクリアできるのではないか?  と思ったのだ。

決めた。

僕は「日記」で英語を勉強する。

様々な書き方の変化はあったが、基本的にこの5年間「英語日記」を書き続けた。

そして、どうなったか。

2013年に大学生だった僕は、日記を書き続けて英語が話せるようになり、2016年にカナダで「デザイナー」になった。そして2017年、「英語日記を使った勉強法」を書いたブログが「英語 独学」Google検索1位を獲得し、累計300万PVを記録する。2018年に帰国してからは、英語日記をInstagramで公開し、様々な仕掛けを加え、インターネット経由の仕事依頼だけで生計が立つようになった。

あえて言い切らせてほしい。

もう、参考書も留学もいらない。

今日から英語で日記を書こう。

自分で作った英文を話そう。

この本は、常識を疑い「英語日記」で夢を叶えた、とあるBOYの勉強法とカナダ生活の記録です。

 

 

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第2話「英語が話せる」の正体

 

 

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